JK学園性春白書〜仮面優等生「美雪」〜の感想

氏雄氏のいやらしい絵柄が気に入ったので同ブランドの他作品に引き続いてプレイ。「JK恋愛小説家」「JK調教学淫」あたりとほぼ同系統の作品展開であり、通常エンド・ハッピーエンドが終わった後に真エンドへ分岐するというなかなか面倒な作りとなっている。このあたりがアーベルグループ作品ということか。もはや開店休業のブランドではあるが、Ｈシーンの豊富さとなぜかＨシーンでヒロインに敬語でしゃべらせるという謎の方針を維持している不思議な作品群として印象に残っている。ＣＶは、デジタルＧパワーの一連の作品で男の娘やら人妻やら保母さんを演じている二階堂ちかであり、もしかしたら本作がデビュー作かもしれない。

“JK仮面優等生を、アナタ好みに作りあげよう！”という内容ではないのですが、そんなことは差し引いてもビミョーな内容です。

テキストは平坦で見るべきものがないが逆に言えば不快になるものではないので、絵がツボに入って割り切れるならば。設定はほぼ死んでるので期待しない方がいい。

秘密を握られたヒロインは何時ばらされるか気が気でないけれど、主人公の方は元から誰かに言う気などなく、 そんなヒロインが主人公を気にするようになって(いつばらされるか分からないので)学校生活を過ごすなかでお互いを知って段々と関係が変わっていく、 というストーリーを期待していた頃もありました。