遊聖天使プリマヴェールDrei＋ダークミッションセットの感想

本編の余計な日数管理などがなくなり調教一本でやりやすかった。ただ調教の内容としては割と特殊なプレイが多くてあまり楽しめなかった。一番良かったことはスフィカを怪人で陵辱出来たこと

調教システムが前作よりも出来が良いのは◎。セレネシナリオで彼女が精神的に追い詰められていく過程では市民のゲスさに思わず同情してしまったし、「あくのそしき」に絆されていくブラージュシナリオは調教シーンの良さもあり『それぞれ単体』では満足出来るものだった。但し『それぞれの整合性を取る』ことを放棄している(としか思えない)ため、思いついた良い感じのシーンを切り並べただけという印象が強く、完成度としてはイマイチなのが惜しい。サブキャラに関しては「なんでこのシチュ？」と首をかしげるHばかりで失望した。

Drei無印⇒本作⇒姫と穢欲のサクリファイス、と順当に良くなっている

タイトルの如く悪に染まる姿を見せてくれるのはいいのだが、その後の彼女達の行動がどうも淡白で、イマイチ魅力を発揮し切れていなかったように感じる。また、おまけシナリオも何ら面白いわけでも、シチュエーションが良い訳でもないのでハッキリ言って必要だったのか疑問なところ。そしてこれは切実な願いなのだが、あの女は調教する側ではなく、される側にまわってこそ輝けると思うのだ…だから…頼みますよ…。

セレネを本編よりダークに責めれるのを期待したので可愛くないプラージュの出番が増えて肩透かし。

作品の狙いは良いのに高い点数は付けられないのは、分岐シナリオを纏めきれる自信が無いから、こういう仕様にしたんだろうけど、あくまで分岐シナリオの体裁を取っているのに、実際は分岐毎に「物語時系列を無視したミニシナリオが語られる」（Aヒロイン分岐をすると、まだ調教していないBヒロインが悪堕ちしてるみたいな）という仕様はやっつけだろう。とはいえ、このFDは今までのプリマシリーズでもきちんと描ききれなかった「悪堕ちイチャラブ」をきちんと描いているという点では、調教ゲーとしてはかなり高く評価できる。一般社会の闇を見せつけられ徐々に悪の結社側に心が傾いていく描写を、地味ながらも過不足なく描き、悪堕ち後も悪堕ちコスだけではなく、正義コスチュームで悪堕ち状態の正義のヒロインとご主人様ラブラブエッチが出来るというのは、まさに「有りそうで無い」良いところを突いた作品だ。本編からこれやっとけば傑作だったのになー。

んま、いいんでない？ぷよぷよのようなコンボで絶頂させないとアカンっぽい、抜けるかと聞かれたら？うーん、サブのスフィカを調教したかった。