その横顔を見つめてしまう 〜A Profile 完全版〜の感想

全体的に短めで、粗さを感じる場面も多数見られるが、お話はとても面白かった。クリア後にも関わらず某ヒロインの事が頭から離れない。

るーすぼーい作品の嫌いな事は結末が説明されすぎていることだが、この作品はまだ場の雰囲気も楽しめると思う。

美桜ルート後半以外は主人公に感情移入できない

全√短いながらも綺麗にまとまっていて楽しめました。先が気になるシナリオ展開と叙述トリックはやっぱりるーすぼーい氏のお家芸ですね。個人的に莉寿√が一番好きでした。

今の業界ではまずできないストーリー展開。るーすぼーい節全開だが、本作独自の魅力も感じられる。

１時間だけ水出ししたウーロン茶。心情どうこうでキャラが動いているわけでなく、ライターに動かされている感が強くて面白く感じられなかった。

ただただ真っ直ぐなあなたの横顔が眩しかった。

今プレイするとなると、古さはかなり感じるし、登場人物（特に主人公）の癖が強く、万人受けしない作品であることは確かである。しかし、主人公とヒロイン達がそれぞれ必死に現実を生きているという描写は、昨今の何か良く分からないうちに主人公ハーレムが形成される（ラノベ的？）作品とは一線を画しており、興味深くもあった。細かい設定よりも勢い重視で展開される物語は後のるーすぼーい作品にも通じるところであるが、「叙述トリックでプレイヤーを騙してやろうぜ！」といった鼻につく感じはさほどなく、思ったより良い作品だったなという印象。

日常会話が全然面白くない

るーすぼーいの初期の作品には、人を深く感動させ